一瞬の静けさの後に…
「シイイイィィィィィィィ…」
まるで指揮でもするかのように右手を掲げて、静かに部屋に響いたその声(?)が聞こえたのは、ランチタイムに地元のビジネスマンでにぎわう、ほんのちょっとにぎやかな通りから外れただけの老舗であろうトラットリア。
ミラノのど真ん中、ブランド街にもほど近い地区からほんの一本路地を入ったところの、そんな場所に行ったことがあったのは、10年も前のまだ語学学校の学生だった頃だと思う。
食後のコーヒーを味わって、話に夢中になっていたボクたちも、そう言えばガヤガヤしてるのがいかにも「イタリアの食堂」って感じでいいねぇ、と笑ったばかりだったっけ。
すっかりそのペースに乗せられて、よっぽど騒がしかったであろうその喧噪の一員だったボクたちも含め、そのトーンをあっという間に下げてしまうなんて、なんと小気味の良いやり方ではないか。
「これくらいだったらOKだよ。ありがとう。」
まわりのテーブルを囲む人たちとも目が合うと、いたずらを見つかってしまった子供のような笑みがこぼれて、またあっというまにほんの少し騒がしくもなったけれど、これでちゃんと注文も聞き取れたかな?
むしゃくしゃすることがあって、と言っていた友人がとってもいい笑顔を見せたのも、なんだかとても嬉しくなった。
秋までと言いながら、年末まで引っ張ってしまいました。
確かに忙しかったのもありますが、書く意欲が別のものへ向いてしまっているのも大きいのかも。
あんまり期待しないで、次回をお楽しみに。
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まるで指揮でもするかのように右手を掲げて、静かに部屋に響いたその声(?)が聞こえたのは、ランチタイムに地元のビジネスマンでにぎわう、ほんのちょっとにぎやかな通りから外れただけの老舗であろうトラットリア。
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すっかりそのペースに乗せられて、よっぽど騒がしかったであろうその喧噪の一員だったボクたちも含め、そのトーンをあっという間に下げてしまうなんて、なんと小気味の良いやり方ではないか。
「これくらいだったらOKだよ。ありがとう。」
まわりのテーブルを囲む人たちとも目が合うと、いたずらを見つかってしまった子供のような笑みがこぼれて、またあっというまにほんの少し騒がしくもなったけれど、これでちゃんと注文も聞き取れたかな?
むしゃくしゃすることがあって、と言っていた友人がとってもいい笑顔を見せたのも、なんだかとても嬉しくなった。
秋までと言いながら、年末まで引っ張ってしまいました。
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